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20181101

私は誰?



三 好 百 合 子http://hanga-land.blogspot.com/
MIYOSHI, YURIKOhttp://kami-gatari.blogspot.com/

1962
大阪府生まれ
1985
東京造形大学卒業
1989
武蔵野美術大学大学院修了
1989, 1991
春陽展奨励賞、安田火災美術財団奨励賞(東京都美館)
1990
春陽会賞(東京都美術館)
1991-1994
(社)春陽会会員
1992-2007
(社)日本版画協会会員
1993-2009
プリントザウルス(国際版画交流協会)
1994
文化庁芸術インターンシップ; 銅版画技法における写真製版技術の習得及び研究
2008-2009
文化庁芸術家在外研修員(オランダ&ドイツ)
1992-
(社)日本美術家連盟会員
2003-


2018
オランダを制作及び研究の拠点として、日本とヨーロッパを中心に活動。さらに版画のネットワークを広げている。
日本とヨーロッパ間を往復移動しながらフリーランスとして活動中。

東京造形大学で油絵をはじめ版画、彫刻、日本画、写真、染織、印刷技術と広範囲に学び、武蔵野美術大学大学院ではさらに版画制作を続け、中学・高等学校教諭1級普通免許(美術)取得。1985年から東京、名古屋、山梨、浜松、アントワープ、オランダ他での企画個展プリントザウルスのメンバーとして作家仲間と共に多くの国際交流企画運営に参画、国際交流展あるいは日本現代版画展に出品。韓国、ベルギー、オランダ、フランス、イギリス、チェコ、リトアニア、エストニア、ロシア、ポルトガル等、さまざまな国、町を訪問している。

作品は、個人をはじめ、大英博物館(イギリス)、リトアニア国立美術館(ヴィルニウス、 リトアニ)、カリニングラード美術館(ロシア)、ジョール市立美術館(ハンガリー)などに収蔵されている。

1994年文化庁芸術インターンシップ研修員。2002年、版画家、版画技法歴史研究家であるアド・ステインマンの福島県須賀川市立博物館での亜欧堂田善の銅版画調査に同行。「銅版画、日本とヨーロッパの関係」をテーマに研究活動もはじめる。
2003年よりオランダを制作及び研究の拠点として、2008年から2009年にかけての1年間は文化庁芸術家在外研修員としてオランダとドイツを往来。
2018年現在、日本とヨーロッパとの間を往復移動しながらフリーランスとして活動中。

生粋の版画家。地図、音楽のイメージを素材として、自身で発展させた独特なコピー・エッチング技法を使った銅版画を主として制作してきた。それらは旅、楽器、地図、記憶からのさまざまなテーマのなかで特別で洗礼された作品となっている。いろいろなイメージをデータとして集め、日本人の目を通して日本、オランダそしてまたいろいろな国の新しいリアリティーを創造し、眺めた景色は美しいカラーエッチングとして新しい世界へと表現されていく。

2011311日に発生した東日本大震災後、アド・ステインマンと共同制作による3点の版画を作った。桜のイメージと色は、あらゆることが再び良くなるようにと希望を持って癒してくれるものとして作品に取り入れた。共同制作というのはこれが初めてでもあり、貴重な経験であった。

またオランダではアウデワーター市の陶芸ファサードプロジェクトに招待され、市長の家に加え、2箇所の歴史的国立モニュメントである家のファサードを陶芸家の協力のもと制作・設置。現在も市の中心地で見ることができる。

子供アトリエpunt5(ロッテルダム)での木版画ワークショップ(2013年)、プランタン = モレトゥス印刷博物館(アントワープ)版画工房での銅版画ワークショップ(2015年)や木版画ワークショップの講師としても招かれている。Japanmarkt(ライデン)、Boekkunstbeurs(ライデン)スタンドでは簡単にできる和紙漉きの紹介や木版画のバレン摺りミニワークショップを実施したり、日本でも木版印刷ワークショップ実施、コピーエッチング、陶芸制作におけるコピー転写の実演も行った。

最近では要望もあり、日本の伝統木版技法の紹介、それと関連して和紙の紹介、紙漉きワークショップも実施している。